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PROJECT STORY Vol.2

香椎店出店
プロジェクト

プロジェクト概要

東エリアの物件を網羅する重要拠点の店舗を創る。

2017年1月24日、福岡市東区香椎にドリームステージ香椎セピア通り店がオープン。福岡市東区とその周辺に広がる東エリアをカバーする香椎店出店の構想は、4年前から温められていた重要なプロジェクトだ。アーウィンにとってとても重要な拠点で、オリジナリティにあふれた香椎店を完成させるまでの挑戦を振り返ってみたい。

予算スケジュール厳しい中でのチャレンジ。

現在、再開発による新しい街づくりが進む福岡市東区香椎駅前。JR香椎駅から国道3号線に向けてまっすぐ伸びるセピア通りは、通勤・通学や買い物で人々が行き交う賑わいのストリートだ。アーウィンがこの通りにドリームステージ香椎店の出店を決めたのは2016年9月翌年1月のオープンを目指して、10月には早速プロジェクトが動き出した。

設計から工事まで実質的にかけられる日数は、わずか1カ月半。通常の業務と並行しながらでは難しい、と社内の誰もが感じていた。しかし、常に新しいことや難しいことにチャレンジする社風からか「これはチャンスだ」とすぐに皆が切替える。「予算もスケジュールも限られている。それでも何とかしてやるという一心でした」と皆が振り返る。

大量の見積りの精査に最も時間をかけた。

すぐにアーウィンの工事業務を担うアーウィンデザイン内にプロジェクトチームが発足。まずは図面の制作からスタートした。香椎店のメインターゲットは大学生とファミリー層。明るくて活気ある雰囲気を色で表現できないか。スペースから逆算すると客席は5組くらいがマックス。加えて、PM事業部が商談するための落ち着いた応接スペースや多めの収納スペースやキッズルームも確保したい……必要な要素を上げて設計士と設計を練る。同時にメインの施工業者との打合せ、テレビや設備品の見積りも集めなければならない。

イメージ通りの店舗をつくりつつ、コストを抑えることも重要なミッション。最も時間をかけたのは、施工業者や設備の販売業者から上がってくる見積りの精査。店舗づくりの経験がある協力業者にフォローしてもらいながら、多くの協力業者にもヒアリングをかけて、妥当な線を探りながら話を詰めました」。

工事中はほぼ毎日現場へ。頭を下げても充実していた。

工事がスタートすると、プロジェクトチームのスタッフそれぞれがほぼ毎日、通常業務の合間を縫い、昼夜を問わず現場を訪れた。工程表を見ながら工事の進捗を確認。引き戸の向きや天井や壁の高さ、個室を囲む壁の厚みなど、現場を見て変更すべきと判断した部分があれば、工事関係者に頭を下げてこれを依頼した。また、備品の変更などにより進行が遅れている部分は自分たちが加勢することによって、調整せざるを得なかった。

それでもスタッフ全員充実していたという。「何よりも施工業者さんをはじめ、周りの方々のありがたみに気付かせてもらえた。こんなに懸命に、こんなに全力で自分たちのために力を尽くしてくださっているなんて。自分たちもこの働きに応える仕事をしよう。そう思ったら香椎店への愛着も日に日に増していきました」。

苦労チャンス。経験が私たちを成長させてくれた。

「みんなでいい店にしよう!」。工事が進むにつれて、プロジェクトチームの結束も固まっていった。「オープンの前日は店舗内の設備の点検や飾り付けなど、チームメンバー6名全員夜中まで作業しました。いつもの業務が終わって疲れている時なのに、みんな一生懸命でした。最後の飾り付けを終えた瞬間は、よっしゃーッ!とガッツポーズですよ。これで終わり、やりきったぞと。真夜中にカギを締めて店を後にする時は、みんなへの感謝の気持ちしかありませんでした」。

そして翌朝、1月24日にドリームステージ香椎セピア通り店がオープン。頭上には雲ひとつない青空が広がっていた。

その後、予算内でプロジェクトを成し遂げたスタッフ全員に、代表の栗山「いい経験をしたな」と声をかけた。予想以上の仕上がり対する、ねぎらいの言葉だ。「私たちは皆、このプロジェクトでひとまわり大きく成長できたという自負があります」とスタッフは言う。「最初は不安しかなかった大規模な工事も、これでもう怖くない」と。「チャンスをもらえたことに、まず感謝です。これからも、やれと言われた事はやります!と即答したい」。何事も、やれば、できる。そう語る皆の目は自信に満ちていた。